<パンフレット>
パンフレット類は、ほとんど集めていないので情報が乏しいですが。
以下は、プロフィール以外に特記すべき事柄(寄稿やメイキング写真掲載など)があるものです。
<舞台>
1950
年文学座公演 道遠からん
久保田万太郎さんによる文章、「宮口精二といふ役者」が掲載されています。この文章は、『役者という存在 宮口精二について』(宮入弘光著
88年)に付属していた小冊子「役者という存在-宮口精二について-その反響から…」に再録されています。1953
年文学座公演 欲望という名の電車
宮口さんについて、演劇評論家の山口廣一さんによる「青淡の風韻」、中村伸郎さんによる「ステージ」という文書が掲載されています。また、
1943年夏に移動演劇で湯本温泉から赤石鉱山に向かう途中の写真が掲載されています。(完成作品には出演されていませんが、巻末の「文学座通信」に、小津安二郎演出「東京物語」に宮口精二が出演しますという記述があります)1954
年文学座公演 二号
「二号」出演者の集合写真、稽古場で息子さんとお弁当を食べている写真、舞台「探偵物語」の写真(
2枚)を掲載。1956
年文学座創立
20周年記念公演 II「文学座の顔・4 宮口精二」。ご自分の舞台写真「クノック」「蛍」「ルリュ爺さんの遺言」「七福神」「釣堀にて」「弥太五郎源七」「あきくさばなし」「雲の涯」「女の一生」「わが町」「結婚の申し込み」「勤王届出」「キティ颱風」「ワーニャ叔父さん」「ハムレット」に当時の思い出などコメンとを寄せています。また、「座談会 文学座
20年の回顧2」(龍岡晋、青野平義、岩田豊雄、杉村春子、戌井市郎、三津田健、宮口精二、久保田万太郎、中村伸郎、賀原夏子)も掲載。文学座創立
20周年記念公演 III「三田小山町の久保田邸」という文章を寄稿されています。また、「座談会 文学座
20年の回顧3」(青野平義、龍岡晋、杉村春子、久保田万太郎、戌井市郎、長岡輝子、岩田豊雄、中村伸郎、宮口精二、三津田健)、寄せ書き「年とともに若返っています」も掲載。文学座公演 明暗
「明暗」の舞台写真
1枚掲載。1957
年文学座公演 ブリタニキュス
「ブリタニキュスの顔 立稽古より」に稽古中の写真
1枚掲載。また、巻末の三行広告に「貸車 オ急ギノ向ハ是非宮口精二ノとよぺつとデ!中古車ナレド美男運転手付」という広告が載っています。(美男運転手とは、高橋幸治さんのことでしょうか??)1957
年文学座公演 明智光秀
「文学座の表情…五 宮口精二」、舞台「ファニー」「富島松五郎伝」「勤王届出」「なよたけ」「大寺学校」での自分の役柄について、宮口さんの文章を掲載。それぞれの公演の写真
1枚掲載。巻末の「ちゃいむ」というコラムのコーナーに文学座の野球部の写真が1枚掲載されています。「文学座第三回世論調査 優秀演技・本公演」に、「ハムレット」の墓掘り役で第3位、「明暗」で第6位にランクインしています。「映画短信」に、木村恵吾監督「華やかなる夜景」に、主人公の麻雀仲間の旦那役(セリフ無し)で友情出演と書いてあります。この「華やかなる夜景」は、完成タイトル「その夜のひめごと」の事と思われます。1959
年文学座公演 ニーナ
3ページに渡り、「文学座の声・3」という、野中曜子(新制作派協会)さんとの対談を掲載。写真2枚あり。
新劇合同公演 関漢卿
(クワンハンチン)この公演に宮口さんは出演していませんが、パンフレットに「交歓」というエッセイを寄稿されています。
1961
年文学座創立
25周年記念公演 女の一生「文学座
25年の顔」という特集ページに文章を寄稿されています。1962
年文学座特別公演 女の一生
「女の一生によせて」という特集ページに「十七年」という文章を寄稿されています。
文学座公演 守銭奴
尾崎宏次さんによる「文学座俳優論4」<この三人 三津田健・中村伸郎・宮口精二>という文章が掲載されています。似顔絵あり。
1963
年文学座公演 日本の孤島
パンフレットに「瀬戸内海の子供ら」から「日本の孤島まで」という文章を寄稿されています。
久保田万太郎追悼 文学座公演 雨空 萩すゝき
「久保田先生のこと」という特集ページに「あいさつ」というコメントをを寄せています。昭和
13年「四月尽」の写真掲載。1976
年忍ぶ川
舞台稽古中の写真
1枚掲載。1983
年アマデウス
(12月4日〜27日公演)パンフレットに、池波正太郎、遠藤周作、山本直純、南博、栗山昌良、倉橋健、野村喬、の各氏が作品について。市川森一、飯沢匡、実相寺昭雄、中村伸郎、加山雄三、野口達二、戸板康二、西村晃、の各氏が、出演者について寄稿しています。宮口さんには、中村伸郎さんが「宮口精二さんへ」という文書を寄稿されています。
2002
年くしゃみ
3
月に新国立劇場で上演されたチェーホフの「くしゃみ」パンフレット内で、長岡輝子さんが語る「結婚の申込み」についての思い出のコメントを掲載。(宮口さん、森雅之、賀原夏子が写っている上演時の写真あり)2005
年放浪記
芸術座(
05年3月27日に閉館)の最終公演演目「放浪記」のパンフレット。ページ後半に、芸術座に飾られていた公演作品のパネルを全掲載。宮口さんの写っているパネルは
3枚。Etc.
<映画>
ガリバーの宇宙旅行
声の出演者の集合写真、1枚掲載。日本のいちばん長い日
岡本喜八監督と一緒に写っている写真、1枚掲載。
翔べイカロスの翼
パンフレットに「さだ賛」というコメントをを寄せています。他に、顔写真を含め4枚の写真掲載。
Etc.
最終更新日2005年9月30日
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