SHOGUN
将軍製作・脚本:エリック・バーコビッチ
音楽:モーリス・ジャール
監督:ジェリー・ロンドン
1980
年作品 ミニテレビシリーズ日本での放送
1981年
キャスト、(役名)、<吹替え版キャスト>
リチャード・チェンバレン(ブラックソーン、按針)<差川哲朗>
三船敏郎 (虎長)
島田陽子 (まりこ)
フランキー堺 (矢部)
金子信雄 (石堂)
ジョン・リス・デイビス (ロドリゲス) <小松方正>
ダミアン・トーマス (アルビト神父) <寺田農>
レオン・リセック (セバスチオ神父) <梶哲也>
アラン・バデル (デラクア大司祭) <宮川洋一>
マイケル・ホーダン (ドミンゴ修道士) <松村彦次郎>
ヴラデク・シェイバル (黒船船長) <上田敏也>
ジョージ・イネス (ビンク) <樋浦勉>
目黒祐樹 (近江)
安部徹 (広松)
高松英郎 (文太郎)
宮口精二 (村次)
夏木陽介
ナレーター:オーソン・ウエルズ<矢島正明>
(日本語吹替え版は、外国人俳優のセリフとナレーション、英語を喋る時のまりこのセリフが日本語に吹替えられた物。日本人俳優はどちらの版でも日本語を喋ります)
物語は三浦按針の話がベースになっている感じで、実在の人物や、歴史上の出来事を連想させる事はあるものの史実とは全く関係ありません。
宮口精二さんの役:村次
主に物語前半部分に登場。『俳優館
32』によると、村次が出演している海辺の村(設定では伊豆)は紀伊長島でのロケのようです。
SHOGUN 将軍(劇場公開版)
テレビ版を
121分に再編集したもの。オープニング映像もテレビ版とは異なり、テーマ曲もアレンジが異なります。劇場版のビデオは字幕スーパーです。全部はチェックしていませんが、劇場版にはテレビ版には無いシーンが幾つかあります。
(ここで言うテレビ版とは
81年に日本で放送された日本語吹替え版のことです)まず、冒頭、ブラックソンが目を覚ましたあとに村次が伝書鳩を飛ばすシーン。テレビ版には伝書鳩を飛ばすシーンは無りません。
それから、目黒祐樹演じる、近江がお辞儀をしなかった村人を斬り捨てるシーン。
テレビ版だと斬りつける描写だけですが、劇場版では、その村人の首が落ちるシーンがあります。
追記
→04年4月23日に発売されたテレビシリーズのDVDBOXを見たら、村人の首が落ちるシーンがありました。DVDの注意書きに「一部吹き替えの無いシーンは字幕で対応しています」と書いてありましたので、もしかしたら、日本で放送された吹替え版は少しカットされたバージョンだったのかもしれません。
98年に「徹子の部屋」で三船敏郎さんの追悼を放送した時、「
SHOGUN」について語っているところがありました。三船:なかなか、考えているほど彼らは日本知りませんからね。だからね、とんでもない事言ってくるわけですよ。
黒柳:将軍のときなんかも、将軍をおやりになった訳ですけど三船さん、いろんな事。
三船:日本人から見ればおかしいところも有るんですけどもね。こんにちはとか、こんにちはの挨拶なんて現代語でしょ。当時、「こんにちは」なんて言って無いんだけど、みんな「こんにちは」って言わせてね。「はい」と「いいえ」と「ワカリマシタ、ワカリマセン」ってこれだけね(笑)。全部言えって言うわけ。僕は言いませんでした。ブラックソーンっていうチェンバレンがやったのに「なんとかかんとか」って言ってわかったかっていうのを「ワカリマシタカ」ってこう言えって言うの。「俺は将軍だから「わかりましたか」ってそんな現代語は使わんのであ〜る」って言ってね。
日本語って言うのは、色んなニュアンスありますからね。だから、「わかったかー」って怒鳴るのとね「わかったか」ってね優しくも言えるでしょ。それで一晩もめちゃってね、撮影ができなかったりして。色々現場でありますよそういうことは。
黒柳:特に三船さんのように力のある俳優の方がそうやってまあ、少しずつでもね、いろんなことが分かって。
三船:そう、だから日本人として出る限りね、また日本の人たちに見られて、まあ恥ずかしいこと出来ませんから十分気を付けなきゃならないと思って。
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